短詩

此処ほど醜い場所はないでしょう(漢字が間違っています

++++

まるでキャッチボールのよう
届かないボールをわざと投げて
とりにいかせてる気分
あたしがボールをとれないの知ってて
わざとゴロをくれる感じ
このさりげない親切が嫌だ
このあからさまな意地悪が嫌だ
もうやめようよ
キャッチボールなんてやめてさ
手をつないで帰ろう?

++++

お気に入りのシーツを

ベットから引き剥がして

その中にまどろむ

わかってるさ

朝がきてることくらい

窓から差す陽でわかるんだ

++++

それでも誰かを探してるのだと

孤高の中をもがいてるのだと

そう、思ってた

++++

ときおりむず痒く

みえてしまう

そして大抵は

靄でみえない

++++

いつかなんて

言うな

この場で今すぐ。

ね?

++++

雫がせかすから

間違えたじゃないか

++++

あどけない表情で
手が柔らかく
唇にふれる
言葉は互いにないけれど
微笑みだけで優しく伝わった
どうかこの子に幸あれと
幼子は夢に落ちる

++++

踏めば踏めしど
そこは死屍累々の

++++

あたしの声で

あたしのために

泣こう

++++

まみれて
まみれて
僕を見る
キミは愛する人
僕は憎まれる人
目をつぶり
待ち受ける
それに逆らって
無理に盲点を探し
罠にはまり
ぬけられなくなる
まみれて
まみれて
ぐっちゃぐちゃ

++++


そこに流れというものがあるのなら
それは逆らうことの出来ないはず
それでも逆らいあがらい
そして欲しかったものを手にするのだ

++++


空に舞い上がる洗濯物をつかもうと手を伸ばして
ゆっくりと、べらんだから落下した
すろーもーしょんでキミのあせる顔が見えて
すこし涙がちょぎれた

++++

苦しみに耐え抜けば

何かが得られるのか?

++++

もし、それを理想郷と呼ぶのなら

此処は何処。

++++

全て吐き出してもすっきりしないの

吐き出しすぎて足りなくなったのかしら?

それなら

あたしに頂戴

あなたを頂戴

++++