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sky/word/eye/arigato

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この部屋からみえる空は絶景だとおもった。

日曜おきあがる気力もなくて

ベッドにころがりながら上をみあげれば

もうそこは空の世界。

 

今日はうろこ雲が静かに揺れて流れていった

 

そういうゆっくりしたときがいつまでもつづいて

やがてまっくらになるのだ。

 

昔みえたあの綺麗な星たちはもうみえないけど

目をこらせば見えるきがしてならない

 

そうして夢の中に星をもとめて

今日の一日を終える

 

 

  

   

   

   

   

   

 

言葉

口してこれほど恐ろしいものはない

唇がその言葉を象って

思いっきり体中を切り裂く

血と涙が入り混じって

私はただ貴方をみるのだ

 

そんな気分になる。

 

それほど言葉って強力に利く

言葉に魔力があるというのなら

それは信じてもいいかなとおもえるくらいに

 

ああ、言葉なんてもってなければよかった

 

言葉

それでも、言葉はこうやって

心を率直に伝えようと文章を構成して魅了する。

諸刃の刃だった

私は言葉に生かされ、言葉に殺される

 

いつか言葉は私の範疇を声、宙に消えるのかな?

 

 

 

   

   

   

   

   

   

  

  

  

 

いつかみえなくなるんじゃないか

いつもそう不安になる

朝おきれば

いつものように、視界はぼやけてるし

寝るまえには

いつものように、みえなくなる

視力はおそろしく低下してるけれど

コンタクトのおかげでまだ見えてる。

私はこの目を失いたくない

みえなくなったら

自分を綺麗にすることもわすれるのだろうか

空をみて気持ちよくなることもわすれるのだろうか

あるのはきっと風。

 

眼がみえない世界はきっと

私に新しい見方を魅せるだろう

けれど私は怖い。

 

 

  

  

   

  

   

   

   

   

ありがとう

気持ちっていうのは大切だよ。

話しには必ず思いがこもっているもので

誰かに話したいとか思うとあたしが思っている以上に

いつのまにかぽろぽろこぼれているものなんだ。

ありがとう、そう伝えられたらいいな

 

あなたにいつか

面と向かってなんて恥ずかしいけれど

感謝を述べる気持ちは何より大切なモノ。

言葉ってのは舌の上で簡単にころがってしまうから

ゆっくり何年もかけて伝えられたらいいと思う。